
今年も無事に義理実家への帰省が終了しました。全国の奥様方、毎度のことながらお疲れさまです。
帰省すると毎回思うことがあるのですが、今日はそのことについて書きます。
それは、私の住んでいる地域には何も特徴がないということに気付かされるということ。
義理実家の両親や兄弟達は私が帰るたびに地元の名産品だとか、どこどこの伝統工芸が有名だとかという話をしてくれます。
義理実家は海の近くの田舎町でまわりに観光地が点々とあり、友達に義理実家の場所の話をするといいな~と羨ましがられるような場所です。
自然豊かでとても地元愛が強い土地だなと感じます。
義両親は「ここは都会と違って派手なものはないけど、景色が綺麗で食べ物も美味しいんだよ」とどこか誇らしげに語ってくれます。
観光地にも毎年一箇所連れて行ってもらっています。ありがたや。
ほほうと話を聞いて、さぁ今度は私の実家のお国自慢も何か話そうと思うのですが …。
悲しいかな、何も思いつかないんです。
家がぎゅうぎゅうに立ち並ぶ住宅地のアパートに住み、家賃は高く、名産品もない。
都会に出やすい場所だから買い物は楽だけど、それだけという感じ。
都会の楽しみっていうと、何をするにも高いお金がかかるのでお金を消費するばかり。うーん。
見栄を張ることをどこかで考えながら買い物をしている自分がいたりして、たまに嫌になります。
義理実家の皆さんは見栄をあまり気にしない人達で、使えれば何でもいい~とか、家汚いけど見て見ぬふりして~とか、ありのままで生きてるように感じます。
お国自慢の他にもそういうところがちょっと羨ましいんですよね。
以前義理兄に「東京の人は周りの人が何してるかとかどんな服着てるかとかが気になるんだろう?私らはそんなこと気にしない人達だでね。家が一軒一軒離れてるからかな。」「東京の人は大変だね」
そんなようなことを言われました。本当はもっと方言バリバリです。
確かに周りがどんな服を着てるかとかどんなバッグを持ってるだとか、どのお店が良かったとか、結構そんな話を仲間内ですることがあるんですよね。
義理実家の周囲の自然豊かな風景を眺めていると、なんかそんなこと張り合ってて馬鹿らしいな~と思えてくる。
初めはこんな田舎に住んでるなんて、この人達はどうやって生活してるんだろう?あり得ない!絶対住みたくない!と思ってた。
でも今はだんだん考えが変わってきて、ギラギラした都会に比べるとずっと心穏やかに暮らせるのかもしれないと思った。
そして、お国自慢があるって羨ましいなとも思った。
今日はそんなことを思いました。
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