
経営者、つまり社長はとても孤独な職業だと思う。
特に少人数経営の会社の社長にとっては。
私は少人数のスタッフが働く医療関係の仕事で事務として働いています。
一緒に働く先生は、先生であり立場的には社長でもあります。
日々の業務ではなにか予期せぬトラブルが起きたり、おかしな患者さんが来てひと悶着起こされたり、地域的な問題に巻き込まれたりすることがあります。(地元密着という感じなので)
そんななかでも決断を下すのは経営者であり、日々様々な決断を下していかなければいけません。しかも全て一人で。
家族経営という形ではないため、たよりになるのは周りのスタッフです。
会社を潰すも生かすも社長の決断しだいというところを周りで見ていてひしひしと感じます。
幸い先生は1人で抱え込むタイプではないので、協力を得ながら困難を避けてこれています。
問題が起これば周りのスタッフとよく相談して「どうするのがベストか」という話し合いをします。
少人数なので私の意見も聞いてくれることが多く、意見をすると「よく思いついてくれたね!」と褒めてくれます。
私にはそんな反応が有難く感じて、私もなんとか会社を守るために頑張ろうと思うわけです。
(別に経営が危ないとかではないです)
こんな感情は今まで持ったことがなかったので、自分でも驚いています。
ここで働く前は職員がたくさんいる会社・全国各地に支社がある会社で働いていたので、自分1人が怠けたって何も変わらないと思っていました。
当時は職場のストレスが溜まりすぎていて、なんなら今すぐこの会社が潰れたってかまわない、むしろ明日潰れろ!と思っていたくらいでしたからこの違いは歴然です。
先生1人にいろいろな責任と不安がのしかかっていると思われるので、そんな不安を一つでも解消できるように協力できたらと今日もあらためて思いました。
そして先生のように周りの協力を多く得られるというのも才能の1つだなと感心したところです。
本業以外のことは少し頼りないけど出来ないことは出来ないとハッキリ言えて、教えてほしい・助けてもらえないかなということを素直に言ってまわりに助けを求められるのも才能だと思う。
社長・先生になることで鼻高々になってプライドまで高くなって偉ぶる人も多いけど、そういう人は周りの協力を得られない。
そんな偉ぶってる人達を今まで見てきたので、先生に会ったときはこんな人もいるのかと最初は珍しい感じで見ていました。
私も困ったときには素直に周りに頼れる人になりたいなと思ったよ。
明日も頑張ろう。
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