「良心をもたない人たち ~25人に1人という恐怖~」 著者:マーサ・スタウト


世の中には25人に1人の割合で「良心をもたない人」がいるらしい。

良心をもたない人というのは、まわりのことを一切気にしないのである意味なんでも出来てしまう人ということもできる。
罪悪感を全く感じることなく酷いことが出来てしまうようなのです。


例えば会社の同僚やお客を裏切ったり嘘をつきながら上昇志向で出世していく、寄生先を見つけて搾取する、暴力的な行為にはしる等。そしてそれらの行為はまわりに気付かれにくく、周囲から同情されるように仕向けたりするのでやっかいらしい。
そんな彼らの特徴は口の達者さと表面的な魅力だそう。それが私達の目を曇らせているんですね。


良心をもたない人(本の中ではサイコパスと表現されている)は私達のまわりにも普通にいて、大きな犯罪を起こさずとも私達に被害や攻撃を与えてくることがある。

この本ではそんな良心をもたない人について人物例とエピソードを出しながら説明がされています。

サイコパスといっても例に出てくる人物はさまざまで、頭の切れる冷酷な人や陰湿な人、ヒモ男などなど、もしかしたら私達の身近にいるかも?もしかしてあの人も・・・?という恐怖を感じさせる内容でした。


そもそも良心とは何なのか?
なぜ良心はよいものなのか?
良心をもたない人に対処する13のルールなどが書かれています。


ところどころ私には理解できない箇所もありましたが、世の中には理解できない考え方・行動をする人がいるということを知るにはよい本だと思います。


この人ちょっとおかしいかも・・・?サークルの先輩の話


私は以前からこの本に興味を持っていたのですが、それにはある男性との出会いがあったからでした。


その男性が私が思うにこの本でいうサイコパスなんじゃないかという疑惑からでした。(サイコパスというより自己愛性人格障害の方が近いのかもしれませんが)


その人について簡単に説明させてください。


私は大学生時代にとあるインカレサークルに所属していた時期がありました。
そこで出会ったのが先輩Mさん(以下先輩)。サークルの幹部で中心的な人物でした。
見た目は爽やかで好青年、サークルの仕事を進んで引き受けてくれるので周りから頼りにされていた印象です。

私は当時仲が良かったA子・B子・C子と一緒にサークルに入ったのですが、入って間もなく先輩とA子が付き合うようになりました。A子はとびきり美人でした。


彼らは同じサークル内で付き合っていることが周囲にバレることを嫌がり、先輩もA子もサークル内で付き合っていることを秘密にしていました。私も当時はなにも知りませんでした。


しかし、そんななか秘密にしているのをいいことにあろうことか先輩はB子にもアプローチを仕掛けました。
彼女であるA子をほったらかしにしてB子を食事に誘い、「僕たち付き合ったら上手くいくと思うんだ」と告白まがいなことをし始めたのです。B子もA子に負けず劣らず端正な顔立ちでした。しかしB子は先輩の誘惑には引っかからず、あくまでサークルの先輩として接しました。


先輩はA子とB子が仲良しなことを知っているのに手を出しました。
これだけでも私には信じられないことです。


先輩は日に日にA子に冷たく接するようになり、代わりにB子を褒めたたえるようになりました。


普通だったらそこで別れると思いますが、それでもA子は先輩との付き合いを続けたのです。それは自分が別れたらB子に先輩をとられるという気持ちがあったからではないかと私は思っています。


A子はしだいに嫉妬心からB子を敵対視するようになり、仲のいいふりをしつつB子の邪魔をするという行動をやりはじめました。


悪いのは先輩なのに、何故かA子とB子がいがみ合うことになって最終的には私達3人(私・B子・C子)は付き合いきれなくなり半年も経たずにサークルを辞めるという結末に至りました。そのあと私達はお互いに別のグループと遊ぶようになり、絶縁しました。


でも不思議なのはこんなに酷いことをしているのに先輩は周りから疑われたり非難されることがなかったということでした。


サークルのなかでは「頼りにされる」「優しい」先輩で通っていて、まさかあの人がそんなことをするはずがない!と言わせるくらいに信頼されていたのです。


口が達者で表面上はとてもいい人で通っていたので私も最初は気付きませんでしたが、先輩のA子に対する喋り方や表情をみていると「この人ちょっとおかしいかも・・・」と思うところはありました。


でもサークルの中心人物である先輩に嫌われたら厄介だなとも思っていたので、私は目をつぶってしまいました。私やC子に対しては先輩は優しく自然に接してくれていたのもあって、・・・まさに彼の思うつぼでした。


先輩はたぶんA子とB子はまだ完全に打ち明け話ができるほどに仲良くなってはいなかったということに気付いていたのだと思います。


そして後々聞いて驚いたのですが、先輩は周囲に「B子が俺につきまとってきて困っている」と相談して同情をかっていました。自分から手を出したのに。


もう何もかも信じられないような物言いですね。


先輩は卒業後に有名な一流企業に入社したらしい。(私でも知ってる会社でした)
常識では考えられないことをやってのける先輩ですから、さぞかし成功しているんでしょうね。企業はこんな「ためらいのない人」を戦力として欲しがることもあるようです。

世の中にはこんな人もいます。そしてそういう人にかぎって頭のいい大学・社会的に羨ましがられるような職業についていたりします。
みなさんもお気をつけあれ・・・



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